アメリカ南西岸に名前を残してきたわたしたちは、
早速、リオデジャネイロに戻って、
執政官のオジサマに報告をするのでした。

黄金郷!
エルドラド!
そんなのがあるんだ!
そこに行けば、黄金がざっくざくと掘れるのね!
素晴らしい!
是非行きたいわ! そのうち。
あ、そういえば
こんなのもあったわね。
何かしら。
ひたすら金が展示してあるのかしら…。
ちょっと興味をそそられるわね。
世間の夏休みが終わった頃に行ってみようかしら。
あぁでも、終わり際って混むのよね。

お、
これでロンドンに戻れば、
とうとうペルーに、インカに手が届くようになるのね!
ナスカ!
マチュピチュ!
あぁっ、夢が広がるわ。
まだ東南アジアにも行ったことないけど。
そろそろ行きたいよねぇ…。
アンコール・ワットは最初っからの夢だったし。
いぇっさぁっ! ∠(^▽^*ナナリー・ナナスタシア、
急いでイングランドに戻…らなくてもいいって聞いたんですけど。
その辺どうですか? 執政官さん。
なんか、本拠地ならどこでもいいみたいな、
そんな噂がまことしやかにささやかれてるんですけど。
まぁでも、やっぱ帰らないとまずいですかねぇ。
入港許可を他国で貰うわけにも、ねぇ。

メンドクサイからセビリアでいいや!
あぁ、そういえばこの辺りの建物って、
イスラムに支配されてた頃のを再利用してるんですってね。
こないだの世界遺産で初めて知ったわ。
そう思って見てみると、
大聖堂も大鐘楼も、また違った趣があるわよね。
あぁ、ほんとに下3分の2はイスラムなんだって。
やっぱあぁいう番組って勉強になるわ〜。

セビリアの王宮って初めて入ったけど、
あぁ、ホントにイスラム建築なんだ。
へぇ〜、すご〜い。
これ欲し〜い。
やっぱアレよねぇ。
自宅はイスラム調にするべきかしらねぇ。
なんていうか、
椅子に座るよりは、床に敷いた絨毯に座った方が、
ゆったりリラックスできそうだもの。
んじゃ、そこの人。
そう、あなた。
タベラ枢機卿?
お初にお目にかかりますぅ。
わたし、英国人でプロテスタントですけど、
その辺りにはバッチリ目をつぶっていただいて、
さくっと入港許可をいただけませんでしょうか。
だって、ロンドンまで帰るのメンドイんだもの。

… … … はい?
σ( ̄、 ̄=) んーと…。
ハッ!Σ( ̄○ ̄ノ)ノ
世界周航イベントが始まったのかっ!そういえば、誰かにセビリアに行けとか、
そんなことを言われていたような気がするわ。
…誰にいわれたのかは憶えてないんだど。
あー、うーん…。
そんなのはいいから、入港許可を…。
さくっと…。
ねぇ。