とりあえず今回の騒動は、
“アンナ様”とかいうナゾの人物が、
水面下で人知れず裏に潜んで密かに暗躍している様子。
ってゆーか、アンナ様って誰だっけ?
ヴェネツィアで有名な女の人といえば、
ヴィットーリア様しかいないと思うのだけど。
まぁ、いいか。
とりあえず、そのアンナ様の侍女っていう人に
話を聞けば事情がわかるっていうから。
アンナ様に会う機会はなさそうね。

調査された事実が少なすぎて、気に入らないんですって。
うーん…。
所詮、劇だしねぇ。
それなりにつじつまが合ってて面白ければ、
それでいいんじゃない?
こないだの
ロミジュリなんて、
そりゃもうどえらいことになってたわよ。
…面白かったかと言われると、困っちゃうけど。

マルコ・ポーロって、そんなに前の人だったんだ!
ゴメン、不勉強でちょっとビックリしたわ。
って、生誕300年?
ということは、今は1554年?
…マジ?

なぜそっぽを向くっ。
それってさぁ、脚本家そのものが気に入らないなら、
もうどうにもならないじゃない。
とりつく島もないって感じよね。
脚本家を変えてもらうか、
…とは言っても、脚本なんてそうそうかける人もいないか。
そうじゃなければ、いっそ劇団ごと変えるしかないんじゃない?
クリスタルロッドの人たちは残念だけど。

で、こちらがその嫌われた脚本家さん。
…名前もないわね。
名前もないくせに、いきなりのおれ様+あんた呼ばわり。
その調子で、そのアンナ様の前に出てったのかしら。
うーん。
そりゃぁ、嫌われても仕方ないかもしれないわねぇ。
で、そちらにいるブルーノさんは、助手か何か?
助手にだって名前くらいあるのにねぇ。
あぁ、そういえば、座長さんもただの座長だったわね。
クリスタルロッドの伝統なのかしら。

ふぅむ。
よっぽどひどい脚色だったのねぇ。
なんだか、そのアンナ様に同情してしまいそうになる
わたしがいるわ。
ホント、いっそ脚本家を変えた方が早いんじゃないの?
なんだったら、ロンドンにいい人がいるって
紹介して差し上げようかしら。

なんだか、いつの間にやら
各地で情報を集めてこのブルーノ氏に
報告するっていうお仕事をうけたことになってるわ…。
当の本人は酒場で飲んだくれるって言ってるし。
ホント、先が思いやられるわねぇ。
…わたしが心配することじゃないんだけどさ。

あぁっ。
とうとう幻覚を見始めてしまってるわっ。
し、しっかりして!
ここは砂漠じゃないし、
あなたは山賊なんかじゃないわっ!
たぶんっ。