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月別アーカイブ  [ 2009年01月 ] 

ラフに行こう! 

わたしはあまり美術史には明るくない。
この大航海に出る前は、
(てゆーか、出てからしばらくしても)
正直あまり興味もなかった。

でも、
美術の裏にも歴史ってもんがあるんだと、
当たり前のことに気づいたのね。
それからはもう、美術の依頼も楽しくなったわ。

開錠上げの修行をしてからこっち、
名画と呼ばれるような作品が次から次へと出てくるし!

ホント、やめられないよね。

さて、前回ちらっと
『ウルビーノのビーナス』を紹介したけど、
直後にさっそく、それと対(てゆーか、元?)になる作品に関する
依頼が舞い込んできたの。

0700.jpg

美術史に燦然と輝く(らしい)その名前、
ティツィアーノとジョルジョーネ。
どうも、この眠れる女神とやらが、
後の画家たちに大きな影響を与えたってことらしいけど…。

0701.jpg

兄弟弟子同士が、
ビーナスっていう同じ主題で絵を描いたのね。
もっとも、兄弟子であったジョルジョーネが残した
未完のビーナスの絵をティツィアーノが完成させて、
後に自分でも描いてみたってことみたい。

そんで、そのジョルジョーネの絵っていうのが、
コレ。

0702.jpg

『眠れるビーナス(1510年)』

前回紹介した『奴隷のいるオダリスク』には、
こっちの方が近いかも知れないね。
ひっくり返ってるけど。
この構図はもう、
美術史の大発明といってもいいんじゃないかしら。
後に、ゴヤマネもこの構図で描いてるっていうし。
なんていうか、裸婦画の源流っていう感じよね。

一枚一枚の絵をじっくり見るのもいいけど、
こうやって時代に照らし合わせて
流れで見ていくってのも面白いよね。

ほんと、勉強になるなぁ。


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プロフィール
Nanarie Nanastasia
ナナリー・ナナスタシア

world:Notos
国籍:イングランド
職業:財宝探索家
所属商会:
山百合会
貴族になって逆ハーレム商会を設立することを夢見る、愛と情熱の美しき冒険商人。趣味は遺跡旧跡巡りとマグロ釣り。手近な野望としては、とりあえず釣りレベル21の実現(できるの?)。座右の銘は「ブログなんてちょっとイタイくらいの方がちょうどいいのよ」。最近の悩みは、丁寧に喋るか日誌の口調で喋るかを発言するたびに迷うこと。