スエズ運河の勅命を4往復することで、
国家なんちゃらかんちゃら記が少し貯まったから、
密かに企んでいた計画を実行に移してみた。
そう、
マイレシピ。鞄の中に溢れてる(わけでもないけど)、
マグステを作るためのレシピを
ひとつにまとめちゃおうっていう計画。
やっとここまで漕ぎ着けたって感じよね。
まぁ…、
マグステのレシピなんて、2つしかないんだけどさ。
特認生産申請?
なにそれ。
あー、なるほどね。
わたしがマグロのオリーブステーキを作るのを、
国家に特別に認めてもらうのね。
… … … なんで?
ほとんど自分で食べるために作るマグステだし、
特に国が買い取ってくれるってわけでもないのに。
いまさらお墨付きをもらう意味がわからないわ。
まぁ、利権はおいしいけどさ。
とはいえ、
別にこれといって他に使い道があるわけじゃないしね。
マグステ作るために貯めた物だし…。
ま、しょうがないか。
でしょ?
わたしってば常に用意周到だから。
石橋を叩きすぎて壊す勢いよ。
で、必要なのは30枚だっけ?
こんだけ集めるのも、意外とメンドウだったわね。
カリブとかでちょこっとした勅命やっても、
ほんの数枚しかもらえないんだもの。
マイレシピは遠いと、愕然としたものだわ。
これで、わたしは晴れて
国家公認マグロ調理師ね。
王宮御用達も時間の問題かしら。
あ、でも、
うっかり王宮御用達の調理人なんかになっちゃったら、
貴族になるっていう夢が遠のきはしないかしら…。
うーん、悩みどころ。
まぁ、それは置いとくとして…。
さて、それで実際、
マイレシピとやらはどうやって作ればいいのかしら?
レシピをあなたに差し出せばいいの?
へぇ、
世の中には便利な人もいるものねぇ。
いっそ、ある程度まとめたレシピを売り出したら、
結構儲かるんじゃないかしら。
お役人さんって、こういうところがもったいないと思うわ。
なんとなく枠が1つ余っちゃったけど、
とりあえずマグステレシピ完成。
これでマグステ作りも、ずっと楽になる!
…ほどじゃないけどね(笑
ま、持ち物枠2つ空いたし、
これはこれでいっか。