学校を卒業するときに、
先生から一着の服をもらったの。

まぁ、わたしなら何を着ても様になることは、
“何でも知ってる”先生じゃなくてもわかること。
着こなす自信がないのは、原住民系の服くらいかしら。
もっとも、あまり好みじゃないから着ないけどね。

ねぇ…、
もう卒業するっていうのに、
スクールドガリーヌはないんじゃない?
なんか、着るたびにこの学校のことを
思い出せって言われてるみたいで、
なんとも微妙な気分だわ。
卒業したんだからさ、
ちょっとはオトナにさせてよ。
…まぁ、貰えるものはもらっとくけど。
別にドガリーヌがキライってわけじゃないし。
いかにも航海者って感じがして、わりと好きよ。
さて、卒業することで着られなくなっちゃう、

この学校の制服と、

羽の付いたオシャレな制帽だけど、
どうしようかしらねぇ。
やっぱあれかなぁ。
服の処分といったら、酒場娘しかないかなぁ。
うん、そうね。
彼女たちなら、きっと快くもらってくれるわ。
折れた剣でも錆びたナイフでも受け取ってもらえるんだもの。
そのまま道具屋にでも売っちゃうよりは、
誰かの役にたつようになった方が、
この服だって喜ぶはずよ。
多分。
というわけで、ロサリオちゃ〜んっ!
いつも世話になってる(というほどじゃない)から、
とっておきのプレゼントをあげるわっ。
…あ、やぱし?